はじめて「いってらっしゃい」と言ってくれた日
こんにちは。
最近の悩みは、ここにきて娘がととろ寝しかしないことです。笑
そうそう、今日はね、
娘がはじめて「てーたったぃ(いってらっしゃい)」と
言ってくれた日なのです。
それがなに?
って感じなんですけど、
私にとっては驚きと喜びと寂しさが押し寄せた瞬間だったので記録します。
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生後10か月
フルタイムで職場復帰して、
ワーママとして1歳半まで来ました。
0歳の娘と平日に触れ合える時間は
1日あたり、たった4時間
この4時間の中には、朝食や夕飯を作ったり
洗濯をしたり、着替えさせたり、食事を与えたりも
含まれていて、娘とゆっくりお話しや遊ぶ時間は1日、30分もない。
娘に泣きながら抱っこをせがまれても
料理をしていたりすると危ないのであまりしてあげられない。
当然、一度や二度の抱っこじゃ満足できない娘はさらに泣くし
抱っこ紐を使おうとしても、腕で抱いて欲しいのか嫌がる。
毎日「ごめんね、もう少し待ってね。」を何十回も伝える。
そして罪悪感がつきまとう。
娘は保育園のお迎えのとき、
毎日大きな声で「ままー---!」と
声をあげて両手をあげながら走ってきてくれる。
「ままっ!まま!ちた!(きた)」
と興奮気味に自分の靴を持って駆け寄ってくる。
先生へさようならを告げると、我先にと飛び出して
「うえしいー-!(うれしい?)」と叫んでいる。
かわいい。
そんな娘は、家に帰りたくないのか帰路がすごく長い。
大人の足で15分で着く距離が
子どもと歩くと1時間半かかることもある。
家が近づくと泣いて泣いて歩かないこともある。
突然手をつなぎたくなったり、突然抱っこして欲しくなったり
突然階段をおりてみたくなったり、突然そーっと歩いてみたくなったり
帰り道でたくさん遊びたいのが伝わってくる。
そんな娘は朝になると、食事のとき以外は不機嫌になる。
朝はパパに娘を送るのを頼んでいるけど
私が先に家を出ると、娘の泣き声が外まで聞こえてくる。
私が玄関にこっそり向かっても物音で気づいた娘は
泣きながら玄関まで走ってきて「ままぁー--!泣」と
私のことを何度も呼ぶ。
後ろ髪をひかれながら出社する、そんな毎日。
コロナ陽性になってから20日もの間、
娘と引きこもり生活をしていたので
娘がより私にべったりになった。
一人で寝れていたのに、ととろ寝じゃないと寝なくなった。
つねに側にいてほしいといった具合で
どこでもついてくる。
私が座れば、私の膝の上に座るし
私が立てば抱っこしてほしいと伝えてくる。
パパが私に近づくと嫌で、靴をはかせるのも
着替えをさせるのもママじゃないと嫌。
これは保育園復帰するの大変そうだな……。
そう思って久々の保育園は予想通りにぎゃん泣きだし
園でも緊張した顔をしていたそう。
復帰してから3度目の登園
朝も相変わらず泣いて泣いてしていたのに
なぜか今日は違うかった。
今日もこっそり玄関に向かう私。
玄関で物音が聞こえた娘は、全力疾走で玄関に来る。
「(あーやばい。きた)」
慌てて玄関を閉めようと扉を開くと、すぐ後ろに娘の姿があった。
「げ。」
「てーったったぃ(いってらっしゃい)!」
元気いっぱいの挨拶と満面の笑み。
手を振って見送ってくれる娘。
「へ?」
てっきりたくさん泣かれて
玄関から出ようとするものだと思っていたのに
すっかり拍子抜け。
「いってきます?ばいばい~?」
「てーたったぃ!」
相変わらず娘は笑顔で手を振り続けている。
いつも後ろ髪を引かれていたのに、
娘の一言で気持ちが軽くなった。
もう心配しなくてもいいんだ。
このコロナで休みの期間に娘なりになにか心境の変化があったのかな。
全然かまってあげれてないママなのに、ありがとう。
保育園頑張ってくれてありがとう。
笑顔でお見送りしてくれてありがとう。
突然の成長に驚きを隠せない。
今までの号泣の日々はなんだったんだ?って、
何度も娘の泣き顔や声が脳内に再生されていく。
でもあの娘はもういない
こんなママでもしっかり応援してくれて
大好きでいてくれてる。
出社前からぽろぽろ涙がでてきた。
たった一言だけど、こんなに心が救われることがあるんだって
改めてわが子の偉大さに気づいた。
そんな日。
今日は私にとって、特別な日。
娘、だいすきだよ~~~~!!!!!